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コンサートや音楽療法のセッションで使うたくさんの民族楽器の中でも、レインスティックはとても人気があります。日本の音楽療法の世界では、近頃人気のアイテムで、耳に心地よく、リラックスできる「ヒーリングミュージック」、「ナチュラルサウンド」を表現するのにもってこいの楽器とされています。
でも、わたしは、古来からの言い伝えにのっとって、レインスティックをあまり使わないようにしています。特にくっきりと晴れ上がった季節には・・・・・・。「レインメイカー(雨乞いの道具)」は旧大陸の各地でかつては地元の人々に大切に奉られ、一年のうちで一、二回程度しか取り出されなかったのではないか、と思います。それらは儀式の歌と一緒に使われ、豊作を願うため、または旱魃の被害を食い止めるために神々に雨乞いをするために使われる道具でした。現在でもアメリカ大陸の降雨量の少ない砂漠地域には、この伝承が残っています。これらの土地ではレインスティックは単なる楽器ではないのです。
音楽の持つ力が人々の生活にさまざまな奇跡的な影響を及ぼしたり、論理的に説明できないような結果をもたらしたりすることは、近頃人々の知るところとなってきています。レインスティックも過去何千年もの間、人々の心に深く根付く信奉を反映し、祝福と癒しを与えながら、奇跡を起こしてきた多くの道具のひとつに数えられます。方法の呼び方やヒーラー(療法士)の呼び名が変遷しただけで、音楽療法は決して新しいものでも、西洋文化から生まれたものでもありません。
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